自然食品店の店長が語る酵母エキスについて

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にじまる 自然食品の豆知識

こんにちは

にじまるのいっちーと申します

今日は巷で話題の酵母エキスについて詳しく解説していきたいと思います

 

 

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自然食品店店長が語る酵母エキスとは!?

酵母エキスとは何か!?

 

 

そもそも酵母エキスとはいったい(;´Д`)、、、

 

酵母エキスとは何なのか!?

酵母エキスとは、酵母(微生物)の有効な成分を自己消化や、酵素、熱水などの処理により抽出したエキスのことである

 

 

 

ん??

わかります??

 

難しいよね(;´∀`)

 

酵母エキスと言っても色々な作り方があります

大きく3つに分かれるらしいです

それが

  1. 酸処理
  2. アルカリ処理
  3. 酵素処理

 

その中でも多いのが酵素処理

酵母(微生物)が持っている酵素を使って分解抽出すると言ったやり方

 

そもそも酵素と一口に言っても、ものすごくたくさんの種類があります

酵素は分解して変化させることが主なお仕事になります

 

で、この時に酵母の中にあるたんぱく質をアミノ酸に分解する役割を持った酵素を力強く活動させるために熱を加えていきます

この時に酵母自体は死滅していきますが、たんぱく質分解酵素と言うのが活発になる温度がある

旨味成分であるアミノ酸をドンドンと作り出していくわけです

 

このエキスを精製していくと酵母エキスの完成となります

  1. 遠心分離
  2. 濾過
  3. 濃縮
  4. 粉末化

 

これが一般的な酵母エキスになります

 

 

酵母エキスは危険食品??

さて、ネットでも多く出回っていますが酵母エキスは危険だという記事はよく見かけます

先ほどの作り方を見ているとそこまで危険ではないようにも感じますが、本当のところはどうなのでしょう??

たしかに、酵母エキスはあらゆる食品に使われていて

もちろん自然食品に売られているような加工食品にも多く使われています

 

自然食品の店長としては、

マジかよ(;^ω^)

いや、どーしよーと(笑)

けっこう焦ってしまいます

 

もう何が本当で何が嘘なのかわからない

そういう時ってありますよね(ーー゛)??

なので、巷でうわさになっている酵母エキスの悪口をまずは集めてみた(‘ω’)ノ

 

 

 

蛋白加水分解物と同じ??

まずは、何が問題だと言われているかを調べます

まず、言われるのがエセ無添加だと

作り方はたんぱく加水分解物と一緒じゃあないかと、、、

 

 

蛋白加水分解物と言えば化学調味料の中でも悪とされる悪者ではないか(”Д”)

なんでも発がん性物質があるんだとか

 

 

 

お味が添加物のアレ

他には、味が添加物独特のアレのお味がするとか

 

 

ビーガンでもないし、材料がカス

作る工程でビール酵母のカスを使ったり、どろどろに溶かした魚などを使っているため

ビーガン食品に使われているのはいかがなものかと

しかも食材がカス過ぎる

ビールを作った搾りカスだよ??

という意見

 

うーん

どうなんだろう??

考えていてもわからない

 

なので、自然食品の大御所【オーサワジャパン】と酵母エキスの仕入れ先である【三菱商事ライフサイエンス】にお電話してみることにいたしました

 

 

 

酵母エキスについて聞いてみた

まずはオーサワさんに電話

トゥルルル~リンリン♬

 

電話に出たので確認してみる

 

すると

ちょっとお待ちください

係りの方に代わります

 

そう言われるのかと思いきや電話口の方がすんなりと答えてくれました

そういうお電話が多いのかもしれませんね(・∀・)

 

電話の内容はこんな感じ

 

まず、酵母エキスにも種類があると

そのなかでも

トルラ酵母を使い培養した酵母エキスを使っているとのこと

さらに、培養工程に動物性は使用していないとのことでした

 

うーん

なるほど

 

オーサワジャパンさんも色々と勉強したり学んだうえで製品に使っているのね

流石です(ΦωΦ)

 

ここまで聞いたらもっと詳しく知りたくなってしまったので、仕入れ先の連絡先を聞くことに

 

三菱商事ライフサイエンスと言う会社でした

 

電話に出ると丁寧に解説してくれました

(難しかったけど💦)

 

 

 

蛋白加水分解物と酵母エキス

まず、何故蛋白加水分解物と比べられているのか??

それはつくる工程にある

 

酵母エキスの中には塩酸分解法という製法を用いられることがありここで発がん性物質が発生すると言われている

 

しかし、実際に酵母エキスのほとんどは塩酸分解では作られていない

酵母エキスとはで先ほど書いた通り、酵素処理という形で作られているのもがほとんどと先ほど

つまりネットで批判されている蛋白加水分解物と一緒と言っている製法もあるということはその通りではあるんだけど、実際は違う製法で処理されている酵母エキスも多数あり、むしろ違う製法のほうが市場に出回っているものは多いとのこと

 

そして、酵母エキスと言っても100種類以上の種類がある

製法から、使っている材料、お値段にいたるまで本当に様々な種類があるということを聞いたのは驚きでした

ちなみに安いものだとキロ500円くらい

お高いものだと3000円位するのだとか

 

 

酵母エキスの原材料  ビーガンはどう??

酵母エキスの原材料をディスった記事をよく見かけます

これに関しては断固として立ち向かわせていただきます(笑)

みんなただ批判したいという思考は身体に悪いのでやめましょうね(。-`ω-)

 

まずは原材料について

酵母エキスの原材料はビールを作った時に出る酵母の絞り粕

サトウキビ

魚などがあります

 

ここでよく目にするのは人間の食べ物ではないもので作っていると批判があります

ビールのカス

お前らカス食べさせられてるんだぞー

と、、、

まずこれだけは言いたい

人間が食べるのではない

微生物が食べるのだと

 

人間と微生物を一緒にしてはいけません

人間は何でも人間本位に考えがちだと思います( ˘•ω•˘ )

 

なのでビール酵母の絞り粕でいいのです

むしろ栄養の凝縮

これが、微生物にとっての最高のご馳走なのですから

 

魚に関しても人間が食べないような魚をぐちゃぐちゃに

こういう表現で書かれていたりします

嫌な言い方するよね( ˘•ω•˘ )

魚をすりつぶしてと書けばまともなのに、ぐちゃぐちゃにしてって(=_=)

 

さて、先ほどと同じです

大事なことなので何度も書きます

微生物の餌にするためです

 

さらに、ビーガンはどうなのか!?

こういう意見についてです

オーサワジャパンさんに聞きました

うちで扱っている酵母エキスに関しては動物性は一切使用していませんとの回答でした

 

三菱商事サイエンスに確認しても、ほとんどの酵母エキスにはそもそも動物性は入っていない

入っている方が明らかに少ないとのことでした

 

ネットで批判する人にありがちなのは、なんでもこうだと思い込んでいる人たちが非常に多いということ

そして、その決めつけた考え方で正義と悪に分けて批判することだと思っています

本当に無駄な対立を起こすので気を付けたほうが良い

 

 

お味が添加物のアレ

後味が添加物のアレ

そういう意見もあります

これによって味覚障害を心配する声もあります

 

これに関しては一理あると思います

後味が舌に残る感じのアレ(笑)

 

まぁ旨味の味ともとれるし、アミノ酸の味ともとれる

 

これが本当に身体に悪いのかどうかは別として、昆布とか、カツオからしっかりととったスッキリとした出汁に比べたら確かに美味しくない

 

味覚を鍛えたいのであれば、やはり天然出汁にまさるものはないのである

 

 

 

 

まとめ

 

なので結論を言わせてもらえば

丁寧に引いた本物の出汁は最高で最強

ここを否定するつもりは全くありません

 

 

しかしネットに出回っているような、酵母エキスは悪という意見はどうかと思う

実際に書いている内容は間違っていることが多い

 

便利という点では必要なものではあると思う

 

考え方や、生き方は様々

 

これは僕が調べて感じたことを書いたものです

あとは、気になるところは自分で調べる

そして、その意見は本当かどうなのか

しっかりと自分自身で考えるということが本当に大切なんだと感じています

一見するとオーガニックをうたっていたり、さも自然派のような意見も間違っていることも多々あります

もちろん今のような金さえ稼げればという食品の裏を見ればわかってしまうような世界もBAT

 

 

それでは、良いLIFEをお過ごしください(‘ω’)ノ

コメント

  1. […] […]

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